chigichan24のお気持ち表明

おきもちを表明している

プロラボに5年間在籍して学んだこと

この記事はprolab Advent Calendar 2016の2日目の記事として書いています.

はじめにを読む前に

現在深刻な人材不足です.よろしくお願いします.

www.adventar.org

はじめに

変な事言ってる老害もいるなぁくらいの感じで軽く読んじゃってください.
あと色味がなくて読みにくいです.ごめんなさい.

お前は誰だと思った方

どうも初めまして.chigichan24と申します.プログラミングと老害をやってます.ICT委員会が好きです.趣味はたべることです.

この記事の目的

プロラボの未来を語る記事であり,私のダメダメのプロラボ人生を反面教師に現役生に頑張ってもらいたいとの思い.

5年間を振り返る

恥の多い生涯を送って来ました。 太宰治人間失格』より


ちなみに人間失格青空文庫公開されているので興味がある人は読むといいと思う.


意欲だけは人一倍あったつもりだけど,それに対する努力が誰よりもできていないのでこうなった.と思っている.
意欲だけのやつは一番厄介だ.

競技プログラミング

1年生のときに競技プログラミングにハマった.私はまずタイピングが出来なかった*1.なのでアルゴリズム力と典型力で殴ろうと早い段階で決めてた.AOJを必死に解いた.だけど人一倍努力ができないとダメと中学校の経験から分かっていたのにできなかった.1年生のJOI前までにAOJを100問ほど解いていたが,そんな半端な量ではダメだと自分が一番分かっていた.


競技プログラミングは好きだったが,努力が出来なかった.
まわりもそこまでのめり込んでなかったように感じていた.
周りがTopcoderに出るなら自分も出ようとなったが,Codeforcesには出てくれないし,ましてやAtCoderはまだそこまでメジャーじゃなかった時代.周りがやらないからといってサボってしまった.弱い自分であった.


結果としてJOI本選に出ることなく終わった.


これが自分の中で引き金となってより一層競技プログラミングから離れた.好きではあるが努力ができない.時たまやってみようと思うことはあっても結局努力が続かない.これを今も引きずっている.


そして,努力をしない自分をほっぽりだして,中学生のときから競技をしていたら少しは結果が変わっていたのか?と環境を羨んだ.これは大きな間違いである.

教訓1

周りのせいにせず,自分の芯を貫いて努力を続けたもののみが喜びの境地に達することができる.


環境を羨んだ理由に,数年競技プログラミングを続けているとだんだんと,解ける問題も増えてきたということがある.
私は周りの人々に比べて理解力が数段回遅い.そのためなのかなんなのか詳細は不明だが,3年生くらいの時にはJOIの本選も突破できそうなくらいには力が付いていた(と錯覚していた).


そこで私は,後輩にこの2年間で学んだことを全部詰め込もうと決め,必死に後輩育成をした.


さっちー,うぃんじー,らて,っこ あたりに一生懸命教えた.


結果として後輩達は大会の本選に出るという結果をだしていた.


しかし,自分の力は伸びることはなかった.inputしなかったからだ.この時期は新しい知識を入れていなかった.それでは伸びるはずはない.

教訓2

学ぶことを拒んではいけない.常に新しい知識をinputする.


よく,本番に弱いと周りに言われていたし,自分もそれは自覚していた.ただそれは真の力が付いていなかった証拠であり,それを自覚しながらも改善しなかった自分が一番悪いのだ.


本当にプログラミングラボ部で競技を学ぼうとした者として恥である.先代の方々には本当に本当にごめんなさいの気持ちです.

開発編

私は,大会駆動形の勉強をしてきた.◯◯の大会があるからこの言語を習得しなければ...といった調子だ.


なので,言語だけは書けるようになった.だけど何かが足りない.


それは,言語への深い理解と特定の言語での開発経験の浅さである.


大会が終わったらその言語を学ばない.また,オフシーズン*2を作らずに,常に大会に出続けようとしてしまったがために,学ぶということを競技プログラミングと同様に捨てて,逃げてしまった.

教訓3

ただがむしゃらに走り続けるのは頭が悪い,じっくり学ぶ期間を作り,言語愛を育む.

5年間で形成されたchigichan24とは?


ここまで私の苦い経験を連ねてきた.これに全部該当するようなダメ人間はいないと思うが,ひょっとすると一部が当てはまるという人もいるかもしれない.そういう人はこの記事を通して変わることが求められているのかもしれない.そこは各人で判断してほしい.



プロラボを通して形成されたchigichan24は結局のところ


競技プログラミングが少しだけできる.
  -Div1,2をふらふらする程度
  -データ構造がちょっと分かる.


・言語はそれなりに扱ってきたが,深い知識はない.
  -言語 C,C++C#Java(Android),PythonPHPjavascript(やその他typescript),Ruby,Goなど...
  -ライブラリとか .NETFramework,WindowsDriverKit,openCV,Unityなど...


・大会や勉強会に挑戦するだけした(本選に行ったことがあるのは僅か)ので,ジャンルだけは理解できている.
  -JOI,PCK,SuperConICPC高専プロコン競技,高専プロコン自由,ImagineCup,その他アプリコンテストとか
  -TopCoderCodeforcesAtCoderGCJとか
  -JOIss,セキュリティミニキャンプとか


・アイデア出しやプレゼン資料作成,及びプレゼンが少しだけできる.

  
車輪の再発明とか不要なゴミツールを吐き出した.
  -今思えば,いろいろおもしろいもの作ってきてたし,きちんと保存しておけばよかった(GitHubなどで公開しておけばよかった).
  -思い入れがあるのは,マウスの動作と逆方向にバーが動くブロック崩し.すごい脳トレになる.
  -Twitterに関するツールはいろいろ作ったなぁ.


なんとも中途半端な人間だ.みんなにはなんの特徴もないこんな人材になってほしくない.
けど,今になって振り返ると本当に多ジャンルに手を出したなぁ.意欲だけはあったと言える.


ただ唯一自分が誇れるのは,内,外関係なく多方面と交流をしてきたこと.

部内LTやブログ,Twitter,大会後のオフ会?で積極的に意見交換をしよう.


そして,手を動かすことを拒まないでください.車輪の再発明が目標になってもいい.とにかく手を動かさないと思い描いたものはできません.手を動かしてからじゃないとわからないこともたくさんあります.


これらの教訓などが老害アドベントカレンダーを通して伝えたかったことである.
(本当は車輪の再発明は時と場合によってうぇいみたいな記事を書こうとしていたはずなのにいつの間にか大反省会になっていた)


おわりに

プログラミングラボ部は最強集団であり続けなければならないです.
それは競技力はもちろん,個々の技術力,開発力,チームとしての力もそうです.

自分にはその一員となることはできませんでした.胸張ってプロラボ部員だとは到底言えないです.

colunさん,wosugiさん,lyozさん,hyonさん,natriumさん,nikollsonさん,ichigo_o_reさん等(他にもいっぱいいます)たくさんの先代達が作り上げてきた最強集団を途絶えさせないように日々進化していってください.


私は本当にプロラボが好きです.

私は,みんなを外からひっそりと応援しています(老).



明日は@wing3196君です.とてもおもしろく,また有用な記事を書いてくれます.皆さん期待しましょう.

*1:リアルに人差し指タイピング

*2:オフシーズンとは,高専プロコンが終わる10月頃から翌年の4月頃までの期間を指すと勝手に思ってる.

第27回高専プロコン久留米会場画像処理班

こんばんは.chigichan24です.

高専プロコン競技部門が軽く炎上していますが,まあ高専プロコンだし,こんなもんなのかなと思ったり思わなかったり.

次に期待ですね.

私は画像処理を担当していました.結果としてはプロコン前日くらいに方針を大幅に変更した結果その方針で完成まで持っていくことができなかったのが非常に悔しいです.進捗のロールバックは現地入りしてからするものじゃないです.

多分どの高専も私みたいな感じもしくはこれ以上にすごい手法で画像処理のプログラムを準備していたはずです.ところがやっぱり人の手が早いじゃないかとなってしまったのは,なんともつらいところです.


ド素人が画像処理やアルゴリズムについて書いている記事なので変なところが多々あるかもしれませんが,こっそり教えてもらえると記事を修正でき,私の間違った知識が公開されなくなってみんなハッピーなので教えてくれる人がいたらうれしいです.

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